年寄りの健康法
私事だが、今月1日で丁度81歳を半年経過した。毎日、車を運転し定時に出勤している。さすがに実務は多くはないが、各クライアントの月次や決算のデータについてコメントを書くこと、決算・税務申告資料のチェックは必ずしている。
それに毎月この欄に「異見」をアップしているが、それを見て私の無事を確認している知人も居る。業界の東北会報には時々歴史読物を投稿しているがそれを楽しみに読んでくれる会員も居るようだ。よく皆さんから「年齢よりも若いね」と言われるが、確かに同年代でもかなりの個人差があり、親からのDNAなのか、日々の生活環境や健康管理も影響しているのかも知れない。
子供の頃から身体の発達が遅く、3月生まれもあり、小学校入学は1年遅らせるかと両親は本気で考えていた。学校に行くと、皆、兄か姉のように見えた。同級生の女性が学校帰りに家に連れていき、そこの弟や妹と遊んだ記憶がある。70歳頃まで続けた同級会で、その女性からウチの弟はあなたのことを覚えているよと言われた。当然運動能力も低く、皆と同じようは動けないので体育の時間がイヤで、それがコンプレックスだった。
何とか人並みになったのは高校2年頃からだ。長じて、ある医者から「おくての方が長生きするよ」と言われたのを心の支えにしている。身体は小さいが意外と病気にはなっていなかった。でも単に病院に行くのがイヤだっただけかも。
70歳を過ぎた頃から健康診断で尿酸値が高く、「放置すると人工透析になる」と言われ、それ以来弱い薬を服用している。また歯が丈夫で虫歯とは無縁だったが、5年前硬いモノを食べたら歯が欠け、放置していたら虫歯になり、毎月歯医者にも通うようになった。75歳で前立腺癌が見つかり、全く治療せず経過観察だけにしたが、それも3か月毎が半年毎になった。後で分かったが前立腺癌は75歳以上男性の約60%が持っているそうだ。
インフルエンザやコロナのワクチン接種は全くしていないが、今のところどちらとも全く無縁である。周りの人たちは不思議がっているが、私は、免疫力の強さでウイルスに感染しても発症しないだけと思う。免疫力の強さは、体質かも知れないが、生活態度も関係あると思う。酒は弱いので殆ど飲まないことも効果あるのでは。
朝食は、米飯、納豆、海苔、みそ汁(根菜、キノコ、豆腐か油揚は必ず、それに青菜かワカメ)、魚か肉類少量、それらを毎日必ず摂るが、自分で作ることも多い。昼は殆ど外食だが、がっちり食べる。夕飯は午後8時過ぎには食べないようにと事務所近くのコンビニおにぎりかカフェのサンドイッチで済ます。寝るとき空腹になるが、昔だと目が冴えて眠れなかったが、歳のせいか力尽きて眠ってしまう。
小さい時から運動音痴でスポーツはからきしダメで、目が悪いこともあり特に球技が不得意。ゴルフも皆に迷惑を掛けるので全くしなくなった。65歳頃から何か運動をしないとまずいなと思っていたところ、ある講演会でアナウンサーの福嶋女史から、彼の義弟であるイチロー選手はどんなに遅く帰ってきてもまたお酒を飲んだ日でも、一定の運動をルーチンにしているからあの歳になっても現役を続けられるのだと聞いた。
では自分もルーチンにしようと始めたのが、スクワット、腕立伏せを十数回から初めて今は各50回、腹筋、背筋を各20回、家の階段昇り降り10回を毎日ほぼ欠かさず続けている。以上だけで健康を保っている。