会長 深田一弥の異見!

2022年9月1日

ウイズコロナでいこう

 一向にコロナ感染拡大が止まらない。それでも我が国では漸く行動制限は緩和され、市民生活はかつての賑わいを見せはじめている。そろそろ感染症の分類を第2類から第5類へ移行しても良さそうに思えるが、なかなか政府は重い腰を上げない。第5類へ移行すると現在無料のワクチン接種や治療代が有料になる。それなら第5類でもコロナについては無料との法律を作れば良いではないか。

 感染者数把握の大変さについては、政府はそれを地方自治体に任せるという。コロナ感染は全国的な課題だろうに、何と無責任なことかとあきれてしまう。医療専門家からはメディアも使い、医療施設のベッドが足りなくなると盛んに危機を煽ってきている。しかし、素人の私が言うのもなんだが、医療専門家の言うことが果たしてどれも正しいのか。

 2020年1月、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号で乗員・乗客のコロナのクラスター感染があり、その頃の医療専門家の話を思い出して欲しい。船内のダンスパーティーやビュッフェ食事の際のトング、客室やトイレのドアなどから感染なのではと言っていた。それ以来、ホテルの朝食バイキングではビニール手袋を用意して、客は慣れない手つきで手袋を使用していた。また、レストランや居酒屋などでも、客が退出するといちいちテーブルや椅子をアルコールで拭いていた。今でもそれをしているところがあるだろう。

 しかし、最近、感染症の専門家から聞いた話では、コロナウイルスがそういう接触から感染することは極めて限定的だという。つまり殆どそういうことでは感染しないということだ。それではダイヤモンドプリンセス号で何故あれほどのクラスターが起きたかというと。あれは冬のことであったことを思い出して欲しい。つまり船内換気が原因であった。船内の空気を全て排出して新たな外気を暖めて船内に回すのでは熱効率が悪い、それで船内空気は約50%を排出して残りの50%と外気を暖めて船内に循環させていたそうだ。つまりコロナウイルスを含んだ空気を全船内に循環させていたことが主因である。そのことをどの医療専門家やメディアが報道したか?あれほど煽っていたのに全く知らぬふりだ。

 ワクチンの副反応などもかなりあるが明白にしていない。これをとってもコロナウイルス騒動には色々な胡散臭さがある。テレビ等でヨーロッパの実状を見るが、感染拡大は我が国同様ではあるが、意外と市民は冷静で、ほぼ元通りの生活に戻っているのではと思ってしまう。全く制限しなかったスウェーデンをはじめとするスカンジナビア諸国がコロナ感染拡大で大変な社会になっているだろうか、否である。比較的厳しかった英国でも殆ど制限は撤廃しても、それでパニックになったとは聞いていない。

 私の知人でドイツ人に嫁いだ女性にコロナについて聞いたところ、ご主人からの回答を和訳して返信してきた。それによるとそこの従業員全員がコロナに感染したそうだが、それほど重症になった人はいないようだ。ご夫婦二人は幸い感染していないとのことだ。かつて奈良県立医科大による「お茶のコロナウイルスに対する不活性効果」の資料を送ったことがあり、私が、お茶を飲むと良いですよと言ったのを忠実に守っているからかも知れない。ドイツでは市民生活でマスクをするのは公共交通機関に乗る時くらいで殆どノーマスクだという。そろそろ我が国もそういう世界の潮流と同様にしてもよいのではないか。


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