所長 深田一弥の異見!

2020年2月13日

コロナウイルス騒動

 昨年末から、メディアを騒がせ始まったコロナウイルスは、当初発生した中国武漢市の対応がまずかったことから一気に全中国に蔓延した。丁度中国の春節に当たり、慌てた中国政府が対応した時には既に数千万人あるいは1億人が移動し始めていた。武漢市の住民も中国全土に散らばったことは想像に難くない。さらに富裕層は全世界に向かって旅行に出発してしまっていた。武漢市だけ封鎖してもどうしようもない段階になってからの対応になってしまった。

 独裁政権の常で、必ずと言ってよいほど、当初は情報を封じてしまうので前回のサーズ同様、取り返しのつかないこととなってしまった。新たなウイルス発生を報じた医師を風説の流布で処罰さえした。その医者は死亡したが不審を禁じ得ない。国際的に頼りにすべきWHOはどういうわけか中国政府に忖度してこれまた危険ウイルス指定の対応が遅れてしまった。

 さて、我が国の対応だが、初動はまあまあ遅れていなかったといえるが、対応策の内容はお粗末の一語に尽きる。先ずは武漢市含む湖北省からの旅行客だけをストップさせたが他の居住者の来日を拒まなかった。それは恐らくインバウンドで漸く我が国も観光立国しようとしていたことから、購買力の旺盛な中国からの客を全てストップさせれば経済ダウンを恐れたのだろうが既にウイルスは中国全土に広がっていた。武漢市民でも他の住所にしたパスポートで入国した者も居たという。

 武漢在住日本人へ迎えのチャーター便は数度にわたったが、ホテルに隔離するならば、検査はホテルに到着してから行えば済むのに、搭乗前、到着後、そしてホテル滞在中と何度も手厚く行っている。1度だけにすれば他にもっと多人数を検査できたのではないか?飛行機のキャビンの中でウイルス感染者も同乗したらたちまち他の人にも感染させてしまうだろう。確かに死亡例もあるので決して軽視してはいけないが、インフルエンザによる死亡率の方が高いようである。

 私は何人かの医者に聞いてみたが、医療専門家によるとコロナウイルスの毒性はそれほど強いものではなく、騒いでいるのはむしろマスコミの方だということだ。そうであればDP号の客も早々に下船させ自宅待機にさせるだけでも良かったと思う。船内に閉じ込めておいたことで感染が広がったのではないか。我が国は中国に次いで感染者が多いことになっているが、多くの中国人が世界中に渡航しているだろうが、なぜ、アメリカやヨーロッパの国々に感染者発生が少ないのも不思議である。あるいは発生しているのに敢えて情報を出さないか、検査能力が低くて感染を発見できないで居るのではと思う。我が国の精密な検査が微細なウイルスも発見できるからなのかも知れない。

 私の知る中国人の内、ある一人の実家は武漢から数千キロ離れたところだが、春節で武漢から帰郷した家人を囲んで宴会を催したところ、家族中数人が感染したという。その家族は全て自宅内謹慎とのことで悲鳴を上げているそうだ。武漢市や中国政府の初動の遅さが中国国民の不満を鬱積させていると聞いている。香港騒動中、マスクで顔を隠すと逮捕されるという情報があったが、今、香港市民は堂々とマスクをしているだろう。共産党独裁政権が批判を封鎖しようと基本的人権無視が甚だしいがこのコロナウイルス騒動でさらに習近平政権にヒビが入ったことだろう。来るのは拒まないとしても彼を下手に国賓なんかにはしないことだ。