書評

2017年10月10日

何があっても大丈夫

  • 書籍名: 何があっても大丈夫
  • 著 者: 櫻井 よしこ
  • 出版社: 新潮社

強く願えば、思いは叶う
出生からジャーナリストになるまで。初めて綴った劇的な半生。

 テレビ等で良く知られている女性ジャーナリスト桜井よしこさんは、その優雅な容姿と柔らかな話し方にも関わらず、国際情勢についての博識さと隣国等に対して我が国は毅然とした態度を取るべきとの一貫した論調でどちらかと言うと硬派のイメージです。日本の歴史と文化を大切にすべきとの意見は相手がどんな立場の人との議論でも全くぶれることがありません。現職大臣にでも「もっとお勉強が必要ですね」とさらりと言ってのける自信は何から来ているのか。私はその出自に常々興味をもっておりましたが、桜井さんが自らその半生を綴った「何があっても大丈夫」が発刊されました。 破天荒だが大変魅力的な男性であるお父さんと、子供への躾には厳しいが何があっても動じないお母さんがあって初めてこのように素敵な女性に育ったものと納得しました。最近の若年層の犯罪多発から子供が育つ家庭環境の大切さが叫ばれていますが、今の時代から見れば決して理想的な家庭とは言えなくても、親が自信を持って対応していれば子供はこのように素晴らしく育つ証と言えるでしょう。